ちゃんと塗ったはずなのに、何だか日焼けしてる?と思ったことはありませんか。
それはもしかしたら、日焼け止めを正しく塗れていないからかもしれません。
塗る量や塗りムラがあると、日焼け止めの効果も半減してしまいます。
シミや小じわの原因となる紫外線から肌を守る「正しい日焼け止めの塗り方」を動画も交えてご紹介します。
- 適量を塗らないと、効果は1/5~1/10になることもあります
- 適量は顔なら約0.8g(2mg/cm2)
- 手の平で混ぜてから顔へ(肌をこすらないようにするため)
- 2~3時間おき又は、汗をかいたり、タオルで拭いたら塗り直す
↓日焼け止めの選び方はこちらをご覧ください
目次 読みたい内容を素早く探せます
適量は?塗る量が少ないと効果は1/5~1/10になることも
適量は1㎠あたり2mg、顔なら約0.8g
日焼け止めの適量は1㎠あたり2mg、顔なら約0.8gになります。
1㎠あたり2mgというのは、化粧品工業会のSPF測定法で決められている量です。
顔の面積は約380㎠(12cm×10cm×.314=376㎠)なので、
塗布量は380㎠×2mg=760mg=0.76gとなります。
これは、クリームタイプならパール粒2~3個分、乳液タイプなら500円硬貨位の大きさとなりますので、皆さんが適量と思っている量よりもだいぶ多いかもしれませんね。
1回で塗ろうとするとムラになりやすいので2回位に分けて塗るようにしましょう。
塗布量とSPFの関係
日焼け止め効果を表すSPFは、先ほど紹介した1㎠あたり2mgで測定していますので、この量より少ないとSPFは下がります。
上の図は、日焼け止めの塗布量とSPFの関係を調べたものです。
一例ですが、SPF50の日焼け止めを規定量の1/2しか塗らないと、実際のSPFは7.07まで下がってしまうことが示されています。
また、図を見ると分かると思いますが、規定量の1/4になるとSPF50もSPF15の日焼け止めも実際のSPFは2位まで下がってしまいます。
塗る順番-日焼け止めと化粧下地どちらが先?
塗る順番はスキンケアの最後、メイクの前となります。せっかくつけた日焼け止めが擦れてとれないよう、メイクは日焼け止めが馴染んでから行うようにしてください。
化粧水や美容液
↓
乳液やクリーム
↓
日焼け止め
↓日焼け止めが馴染んでから
化粧下地
↓
ファンデーションやパウダー
塗り方を動画で紹介
日焼け止めの塗り方(顔・体・お化粧直し時)を動画で紹介します。音も出ますのでご注意ください。
顔への塗り方
顔への塗り方
- 適量を手に取る
- 手の平でまぜる
- 両頬、額、鼻、あごの5箇所に置く
- 顔の内側から外にムラなくのばす
- ハンドプレスでなじませる
一般的な説明だと「手に取る→両頬、額、鼻、あごの5箇所に置く→のばす」ですが、この方法だと顔の上で日焼け止めを延ばすことになるので、肌を擦りがちになります。
これを防ぐために、ぜひ2の「手のひらでまぜる」という工程を入れるようにしてください
体への塗り方
体への塗り方
- 肌に直接出す
- 手のひらでムラなく延ばす
お化粧直しの方法
- ティッシュやあぶら取り紙などで皮脂を押さえます。
※ひどい化粧くずれや、ファンデーションが取れてしまっている場合は、その部分をスポンジや指で取り除きます。 - 手のひらに、日やけ止めをとり、両手のひら全体に均一になじませます。
- 肌をこすらないように気をつけながら、手のひらで顔をおさえるようにして全体につけていきます。二度づけすると効果が高まります。
- 肌表面がべたついていないことを確認してから、ファンデーションを軽いタッチで、薄くおさえるように塗ります。
塗り忘れやすい箇所
顔まわりでは
- 耳
- 襟足(えりあし)
- 髪の生え際
- フェイスライン
体では
- 首(首の後ろ)
- デコル
- 足の甲
- 足の指
は塗り忘れやすい部位ですので注意しましょう。
日焼け止めの落とし方
日焼け止めの落とし方は、日焼け止めだけなのか?メイクもしているのか?によって変わります。
日焼け止めだけの場合
お湯だけで落とせるもの、石鹸だけで落とせるもの、専用リムーバーが必要なものなど日焼け止めによって異なりますので、使用している日焼け止めの説明に従ってください。
メイクもしている場合
日焼け止めの上からメイクもしている場合は、日
- 日焼け止めの落ちやすさ
- ベースメイクの濃い・薄い
- ポイントメイク濃い・薄い
の組み合わせで落とし方が変わります。
下の組み合わせを参考にA~Dの落とし方を試してみてください。
落とし方 | 日焼け止め | ベースメイク | ポイントメイク |
A | 落ちにくい | 濃い | 濃い |
C | 濃い | 薄い | |
B | 薄い | 濃い | |
C | 薄い | 薄い | |
A | 落ちやすい | 濃い | 濃い |
C | 濃い | 薄い | |
B | 薄い | 濃い | |
D | 薄い | 薄い | |
- A:ポイントメイク落とし+クレンジングオイルorバーム
- B:ポイントメイク落とし+クレンジングミルクorジェル
- C:クレンジングオイルorバーム
- D:クレンジングミルクorジェル
まとめ
- 適量を塗らないと、効果は1/5~1/10になることもあります
- 適量は顔なら約0.8g(2mg/cm2)
- 日焼け止めの後、化粧下地
- 手の平で混ぜてから顔へ(肌をこすらないようにするため)
- 顔の内から外へ
- 耳、首などの塗り忘れに注意
- 2~3時間おき又は、汗をかいたり、タオルで拭いたら塗り直す
・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*