化粧品成分辞典

ピテラ(ガラクトミセス培養液)の効果・ピテラと同じ成分を配合した化粧品は?

ピテラTMとは?

ピテラTMの成分名は【ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)[旧表示名称はサッカロミコプシス培養液]】と言い、麹の仲間ガラクトミセス菌を牛乳で培養した美容成分です。

ガラクトミセス培養液は誰でも使える汎用成分ですが、ピテラはマックスファクター(SK2)独自のガラクトミセス菌を牛乳で培養したオリジナル成分です。

ガラクトミセス培養液(ガラクトミセス菌を培養した美容成分の総称

ピテラ⇒マックスファクター独自のガラクトミセス菌を牛乳で培養したオリジナル成分

乳酸菌にも、ヤクルトの「ヤクルトシロタ株」、ハウス食品の「L-137株」、カルピスの「L-92株」などの種類があって、それぞれ効果も微妙に違うのと似ていますね。

ピテラTMの効果

SK2の公式ページよると、

ピテラは、350種類以上の株から選ばれた特別な酵母を培養した貴重な成分。

肌の中に本来存在する天然保湿因子(NMF)やビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、AHA類など50種類を超える有用成分を含み、肌本来の働きを整える成分です。

とありますが、抽象的でよく分からないですね。

もうちょっと具体的な内容はないか調べてみたら、アメリカ皮膚科学会(AAD)で発表されていました。それによるとピテラには以下の効果があるそうです。

  1. 皮膚の水分量を増加させる
  2. 抗酸化作用(によるシミや小じわを防ぐアンチエイジング効果)
  3. 表皮のヒアルロン酸の産生促進
  4. 皮膚バリア機能を高める

参考;EFFECTS OF GALACTOMYCES FERMENT FILTRATE ON EPIDERMAL BARRIER MARKER CASPASE-14 IN HUMAN SKIN CELLS.

ピテラと同じ成分を配合した化粧品

ピテラと同じ成分を配合した化粧品として、ガラクトミセス培養液を配合した韓国コスメの魔女工場(MANYO FACTORY)が紹介されていますね・・・。

先ほどもいいましたが、ピテラはガラクトミセス培養液の一種ですが、使う菌株や培養する温度・時間などによってまったく違うものができてしまうほどデリケートな成分です。

日本国内と世界に向けたすべてのピテラは、滋賀にあるP&Gの工場で製造されていますが、製造室に入れるのは厳しいトレーニングを受けた技術者(通称ピテラ守と呼ばれている)数名だけだそうです。

そんな貴重なピテラとガラクトミセス培養液を同じと言うのは、ちょっと気が引けるので、紹介は控えます・・・。

ピテラとガラクトミセス培養液は似ていてますが、菌の種類、培養方法、抽出方法がまったく違う別の成分です。

 

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